生へぎそば(生そば) 7人前(めんつゆ付)
内容量 | ・そば340g×2、510g×1 ・めんつゆ140ml×7 ・ゆず七味・すりごま付 |
消費期限 | 製造後4日間(本州※(四国含む)は商品到着後3日間、北海道・九州・沖縄は商品到着後2日間) ※本州のうち、広島県、山口県、島根県に関しては商品到着後2日間 |
保存方法 | 要冷蔵10℃以下 |
配送状態 | 確実な品質管理のもと、特別包装でお届けいたします。 |
生そばの包装形態について | 生そばは、単品でのご注文の場合は簡易包装(※1)となり、複数個を一箇所にお送りする場合包装しておりません。 包装を希望される方は、御注文時にその旨お申し付けくださいますようお願い申し上げます。(※2) ※1…茶紙又は透明のシュリンク包装となります。 ※2…注文時、「その他お問合わせ」の欄に「生そばは包装希望」と記載願います。 |
のしについて | のしを希望される方は、御注文時、「その他お問合せ」の欄にご記入願います。(※) →のし紙の指定について ※サービスでのご提供となります。 |
手提げ袋について | 2022年10月1日ご注文分から手提げ袋は有料化します。 本商品が入る手提げ袋のサイズは以下となります。 「紙袋小」 →手提げ袋の購入はこちらから →手提げ袋のサイズ対応表はこちらから |

そば切りは江戸時代にはじまり、新潟県は魚沼地方を中心にそばの栽培が行われてきました。結婚式の祝い膳や大晦日、お庚申様、節句、そして盂蘭盆(うらぼん)の時などには、農家が自家用に作ったそばを石臼で挽き、つなぎに工夫を凝らしてその味を自慢しながら振る舞います。当時この地方では小麦の栽培は行われておらず、そばのつなぎにはもっぱら山ごぼうの葉や自然薯などを使っていました。
ただ、この地方は織物の産地であり、織物の緯糸(よこいと)を
ピンと張るためにフノリ(=布乃利)という海藻を使っていましたので、このフノリは容易に入手できる環境だったのです。
そこで重太郎は、
「このフノリを使ってそばはできないだろうか」
と研究を重ね、現在のフノリそばを完成させたのでした。

昭和23年、新潟市で開催されたインターカレッジに、天皇陛下のご名代として秩父宮妃殿下がお見えになった時のこと。当時の岡田県知事から、小嶋屋のそばを昼食に召し上がって頂いたらどうかというお話がありました。皇室献上といえば大変名誉な事、この件に関して千手町では議会にかけたほど慎重だったとか。
当日は生そばを車に積んで行き茹でたてを差しあげたところ、妃殿下はたいそうお気に召したようで「お礼が言いたいから」と小嶋屋初代 重太郎をお部屋に呼んだそうです。ところが、当時は背広などパリッとした洋服がなかった時代。あわてて県のおえらがたから背広を借りてかしこまった事、そんなエピソードが残っています。
これ以後、小嶋屋総本店では過去5回の皇室献上を賜り、公式行事の際にもご所望を承っておりますが、この初めての皇室献上がその後の小嶋屋の大きな自信になったと、心から感謝しております。

重い石臼で丁寧に丁寧にそば粉を挽く。フノリを鍋に入れ、長時間焦がさないよう煮とけるまでかき回すのも、簡単なように見えてなかなか骨の折れる作業です。そしてそば粉にフノリを足し、満身の力を込めてこねていく。
そうして生まれたへぎそばは、ふのり(海藻)をつなぎに使用することでこれまでにない、ツルツルとした食感と強いコシが生まれました。
当地方は織物の産地で、緯(よこ)糸をピンと張るために「布乃利(ふのり)」を使っています。
それを初代の小林重太郎がそばのつなぎに使用したのが、小嶋屋のそばのはじまりです。以来、当地方では多くの店がふのりをつなぎに使用しています。
その「へぎ」にそばを一口大に美しく盛りつけ「へぎそば」になります。それを数人で囲んで楽しく食べると、より一層そばが美味しくいただけます。
この手ぐり盛りは、糸を織った目の美しさを表現した、職人の技ともいえます。
昔、当地方ではワサビがとれなかったことと、海藻つなぎのそばにはカラシの風味がピッタリだという理由からです。創業当初、カラシは自生するからし菜の種を擦った黒っぽいカラシを使っておりました。
どこも同じ味なのですか?
2代目の小林申一の時代に十日町と長岡に出店し、各店の経営を兄弟にまかせて以来、それぞれ独立した店舗と位置づけ、現在は各店とも独自の味づくりに励んでいます。ですので、小嶋屋総本店系列の直営8店舗以外は味が異なります。